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【SHOEI Z-8レビュー】軽量×フィッティングサービスで化ける【Motor Boutique】

こんにちは。MR.HIRO CAR STUDIO広報部のマルちゃんです!

今回はMR.HIRO館内で運営されている「レース用品店 Motor Boutique」さんからSHOEI Z-8を購入したので、インプレッションを行いたいと思います。
自分はバイク歴1ヶ月の完全初心者。これからバイクに乗る予定の初心者さんが購入しても良さを体感できるヘルメットなのかも併せて、参考になれば幸いです。

一応事前情報として、今まで僕はジェットヘルメットと原付を使っていました。
ここ最近FZ400というバイクに買い替えた事により中型クラスの速度域だと風切り音も凄いし、
空力性能もないので頭が振られて、ツーリングが終わった後は首が疲れて仕方がなかったんですよね。
元々原付用に購入したものなので仕方ないですが、この際フルフェイスを買ってかっこよくバイクに乗るか!
と思い、フルフェイスデビューを決意。安全にも関わりますしね。

 

しかし数週間前にバイクを購入した身としては、フルフェイス=重いという偏見もあり、頭に重心がいくのは怖い。

という事で前述の風切り音の件も踏まえて、軽量・空力・風切り音対策のあるヘルメットが条件となりました。

そんな中紹介されたZ-8。軽量コンパクトかつ、空力パーツもあり、視界が従来のモデルよりも大きいと記載されていまして、これだ!と思い購入を決めました。

 

Z-8を購入しようと思ったきっかけは下記まとめ。
・軽量コンパクト
・開口部が大きい方が見晴らしが良くて安心する
・風切り音が対策されている
・空力が考えられている

 

頭を採寸する

さて、購入の前にMotor Boutiqueでは各ヘルメットメーカーが提供しているフィッティングサービスを利用可能ということで
こちらもレビューさせていただきましょう。
え、ただお店で頭のサイズを測るだけでしょ?と思ったら大間違い!

 

SHOEI製のヘルメットを注文した人が受けられる、「SHOEI Personal Fitting System(PFS)」
ほぼオーダーメイドレベルでジャストフィット仕様に内装をカスタマイズしてくれるサービス。
計測のみでしたら無料で行えますし、フィット施工には特殊な追加パッドを組み込むので、その費用で3,300円(税込)が発生します。
プロにオーダーメイドヘルメットを作ってもらう追加料金と考えたら破格の安さです。

では専用の測定器と診断機でサイズを採寸していきます。
まず縦と横の頭のサイズを測ります、画像のは縦の長さを測っているシーン。

その後、専用アプリで測定器の数字を打ち込むと適正サイズがわかります。僕の頭は細長いので、Sサイズかなと思っていましたが・・・
なんと結果は「Mサイズ」でした。

Sサイズも行けなくはないが、長く使っていると頭が痛くなってくるかもしれないとのこと。
それは流石に本末転倒!ということでMサイズを注文しました。

そしてZ-8くんとご対面。

手で持った瞬間驚きました。思った以上に軽いです。それもそのはずMサイズの重さは1,384g、
今まで使っていたジェットヘルメット「CROSS CR720」は約1,250g なのでその差はわずか約100g。
ジェットと重さがほぼ変わらないって一体・・・

カートでレンタルしていたフルフェイスの重さが1701gである事を考えると、1384gがどれほど軽量なのかがわかります。

 

では早速試着タイム!いざ被ってみると開口部が大きく見晴らしが良い。

以前カート場でレンタルした社外フルフェイスを被った時に感じた圧迫感・閉鎖感がほぼありません。

従来のモデルより、視界の面積がアップしたと言われていますので、これは間違い無いでしょう。

軽く頭を振ってみましたが、頭が慣性で引っ張られる感覚はほぼありませんでした。予想通り、軽量のメリットが活きています。

お待たせしました。ここからフィッティングサービスの真骨頂です。まずヘルメットの内装を剥がします(説明書を読みながら)。

SHOEI式チークパッドは独立式になっているので、お手入れしやすい+工具不要のワンタッチで取り外しができます。

そして、内装にこのように追加パッドを貼りまして個人の頭に完全フィットするように仕上げていきます。
スタッフの人がヘルメットを触ったりお客さんが感じた不安定な部分を測定しながら足したり減らしたりしていきます。

試行回数は何回かありますが、何気にこの時間がすごくワクワクします。自分だけのヘルメットが出来上がっていく時間ですからね。

数回微調整をして完成!
見た目は変わらないですが、最初に比べて頭にヘルメットが吸い付くような…そんな感覚になります!
元々扱いやすいヘルメットですが、フィッティングサービスは受けた方が安心ですし
何よりヘルメットが自分の一部になった感じがします。

では完全フィットもしましたので、早速大阪→和歌山県までプチツーリングに行きまして
実際の使用感を見ていきましょう。

僕のバイクはYAMAHAのFZ400。中型ながら大型のボディを使っている少し大きめのバイクです。
どっしりとしててツーリングには最適なんですが、今までのジェットヘルメットは風切り音もすごくて頭が揺さぶられていたんですよね。
さて、Z-8はどうか・・・

 

頭が全然ブレない&風切り音ほぼなし

最初に高速道路に乗った時から違和感。勿論いい意味でです。

風切り音がほとんどしないし、明確にバイクのサウンドを耳で捉えることができています。
さらに軽量故に、帰りのルートである和歌山→大阪→奈良の約100kmをほぼ首の疲れなしで完走することができたのは驚き。
初心者と長距離ツーリングをする方にはぴったりのヘルメットだと思います。

まとめ

実際にツーリングを終えてみて、頭に重さを感じないので、まだバイクのアレコレを身体に染み付かせていない初心者ライダーや、
ロングツーリングをするライダーにお勧めの非常に完成度が高いヘルメットだと感じた。
まだ試していないが、ワインディングロードなどでもその性能を十分に発揮してくれると思う。
身一つで走るバイクにとって国産大手メーカーの技術・信頼・保証があるのも一つの安心要素と言える。

購入に向いている人は下記。
・バイクに慣れていない初心者
・ロングツーリングタイプの人
・軽快な運転をしたい人
・大手ブランドによる保証で安心したい人

反対に、ここまでの完成度に対するコストも大きい。さらにシールドの機構が密閉性を上げるための爪でロックされているんですが
これが慣れないと非常に独特で開けづらいと感じました。
さらに今どきのヘルメットにしてはインナーバイザーがないので人によってはコスパは悪いと感じるはず。

向いていなさそうな人は下記
・コストを抑えたい人
・街乗り重視の人

ただ、このヘルメットは最初に書いた通り軽量コンパクトを大手メーカーの技術を投入して作られたヘルメット故、
初めてのヘルメットにするには信頼度・パフォーマンス共に間違いないと思う。

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